試験概要

ここでは税理士試験の受験資格や科目等の概要をまとめて説明します。
あくまで概要ですので、大枠をざっと把握するためのものです。
最も詳しく記載されているのは国税庁のホームページです。

税理士試験受験資格の概要|国税庁

受験資格

税理士試験には受験資格があり、下記のいずれかに該当する必要があります。
国家資格である税理士になるための条件とも言えます。

  • 大学、短大又は高等専門学校を卒業した者で、法律学又は経済学等を1科目以上履修したこと
  • 大学3年次以上で、法律学又は経済学等を1科目以上含む62単位以上を取得したこと
  • 司法試験合格者
  • 公認会計士試験の短答式試験に合格したこと
  • 日商簿記検定1級又は全経簿記検定上級の合格したこと
  • その他

なお、受験申し込みの際には、どの条件に該当しているのかを証明する必要があります。

試験科目

試験科目は〈必修科目〉と〈選択科目〉があり、全部で11科目存在します。
そして、必修科目を含めて5科目の合格が必要となります。
まとめると下記のようになります。

この図の通りにとなるため、例えば「消費税法」と「酒税法」は、どちらかしか選択することができません。

合格基準

合格基準は各科目とも、満点の60%とされています。

ん??60点ではないの?と思いますよね。

この試験では、上位10%程度が合格となるよう点数調整がなされます。
科目によって合格率は異なるので、下記のページを参照ください。

免除制度

税理士になる(税理士登録する)ためには、上記で紹介した5科目を合格する(いわゆる官報合格)以外にも方法があります。

それが試験の免除制度です。
この免除のパターンは大きく3つに分かれます。

  1. 大学院にて、修士論文を執筆し、学位を得ていること
  2. 官公署において指定された業務に一定期間従事したこと
  3. その他(弁護士資格保有者等)

詳細については、下記のページを参照ください。

受験料

受験料は、一度に受験する科目数に応じて決められています。

  • 1科目 4,000円
  • 2科目 5,500円
  • 3科目 7,000円
  • 4科目 8,500円
  • 5科目 10,000円

一度に5科目を受けることも可能ですが、よっぽどの天才でない限り、多くても3科目が限度でしょう。

試験日程

税理士試験は毎年、8月上旬の3日間を通して行われます。
申込期間は5月中旬で、すべて国税庁のホームページにてアナウンスされます。

  • 1日目
     簿記論、財務諸表論、消費税法or酒税法
  • 2日目 
     法人税、相続税、所得税
  • 3日目
     固定資産税、国税徴収法、消費税or事業税

この日程をもとに、受験科目を決定する人も多いでしょう。

1年に1度の国家試験。
試験日が近づくと、焦って不安になり、当日は手が震えるしで本当に大変です。

なお、2020年度は日本でのオリンピックの開催による影響を考慮し、8月18日から8月20日までの3日間で行われました。

2021年度もおそらくその日程になるのではないでしょうか。

試験会場

試験会場は各国税局・国税事務所の所在地となっており、受験票にて受験申込者に通知されます。

2020年度はコロナウイルス対策のために会場の変更等が行われました。

合格発表

合格発表は12月中旬です。

試験日からおよそ4カ月。
受験生にとっては「この4カ月をどう過ごすか」が、とても重要になってきます。